
英語の概念を理解する(テリトリー意識について)

こんにちは、未知子です。
今日は英語の基本を理解する上で、大事な概念を解説したいと思います。
英語は、ドイツ語とフランス語からルーツが来ています。
そしてヨーロッパの言語って、とっても「自分の領域(テリトリー)」を重視します。
英語も主語や責任の帰属をはっきりさせ、
私のなのか、あなたのなのか、彼のなのか、全てはっきり話します。
ヨーロッパは、大陸続きで多くの国が存在し、
昔から領域争いが絶えませんでした。
きっとその為、「私」と「私以外」をはっきり分けるんでしょうね。
日本語が主語が曖昧なのでは、他国にほとんど侵害されなかったため、
そこまで「私!」「私!」と主張しなくても良かったからかもしれません。
なので、英語でも「領域」というのをとっても大事にします。
基本的な動詞have, come, goを見てみましょう。
こういう関係になります。
基準となる領域にあるのはhave,
領域から出ていくのはgo,
領域に入ってくるのはcomeです。
日本人はcomeとgoを混同しやすくて、
誰か友達の家に呼ばれて向かっている時、今(そっち)行くよ!」という場合も、
I’m going!って言ってしまうのですが、正しくはI’m coming!です。
友達という家の領域に向かっているからですね。
I’m going.は「行ってきます」という意味で、例えば家のような基準の領域から離れるときに使います。
I’m coming.はその基準の領域に向かっている、近づいている、というイメージです。
これは自分の領域や相手の領域を意識していない日本人には混同してしまいやすくて、
goは「行く」で、comeは「来る」と覚えてしまうから、
I’m goingとI’m coming の混同が起こるんだと思います。
また、例えばThe idea came to me.
「アイディアが思い浮かんだ」という文も、
私の領域の中にアイディアが入ってきたイメージですね。
そしてhaveはその領域に常にあること。普通に在る状態です。
無理やり持ってきたりするとgetになるので、
haveは自然に在る状態、というのが正しい認識です。
こう言った超基本的な動詞も、改めて別な視点から見てみると理解が深まりますね。
教科書通りの英語はかなり分かりづらいのを実感していただけるかと覆います。
英語って言語だからロジックなんですが、
やっぱり右脳を使ってイメージで覚えていくと、楽しく理解できると思います!

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