こんにちは未知子です。
先日書いたこちらの記事
英語の概念を理解する(テリトリー意識)
ここの説明でもあるように、英語の単語や文法を単に丸暗記するのではなく、
イメージで覚えていく、というのが非常に大事です。
言語は左脳だけでロジックを使って覚えるのではなくて、
右脳もきちんと使ってイメージや感覚を使うと実はより深く理解できるんですね。
今日は、be動詞と一般動詞の現在形について解説したいと思います。
be動詞や一般動詞の現在形は本当に基本中の基本なので、
みなさん、学校の授業では「こういうもの」と特に深く考えずに今まで英語を学習されてきたかと思います。
このHPでこれから時制や受動態、仮定法などより複雑な文法を解説していきますが、
その前に本当に大前提のbe動詞や動詞の現在形ってどういうもの?というのを理解しておくと、
後の難しい文法の理解がとってもスムーズになると思っています。
1.be動詞
まず、そもそもbe動詞ってなんでしょうね?
最初に習う英語、This is a pen. I am a student.
be動詞が含まれていますね。
be動詞のコアな意味は、「存在すること」と「状態」です。
This is a pen. 「これはペンという存在です。」
I am a student. 「私は生徒という存在です」この場合は「状態です」でも通じますね。
形容詞が補語となる場合も、状態を表しますよね。
I am happy.
This picture is very famous.
こんな風に形容詞も主語の様子や状態を表すので、be動詞と共に使います。
そう考えるとなぜ進行形にbe動詞が使われるかも分かりますよね。
He is studying English now.
「今、英語を勉強している」という状態を表しているからです。
2.一般動詞
そして次は一般動詞。いわゆるdoとかplayとかです。
これも英語の勉強を始めて極初期に出てくる表現です。
He plays tennis.
I have a dog.
このように動作を表すのに使うのが一般動詞ですね。
be動詞は、「状態」「存在」でした。
それに対して、一般動詞は名前の如く「動き」を表します。
be動詞は目的語が取れませんが、一般動詞は多くの動詞が目的語を撮れます。
これも一般動詞の「動き」の性質のものです。
動くとエネルギーも動きますよね。
その矛先が目的語というものです。
I have a pen.
私が持つという動きがpenに向かった、という動きの方向性が出るんです。
be動詞は状態ですから言わば「静」の状態ですね。
一般動詞は動きがあり、対象の目的語に向かってエネルギーが動くイメージです。
そうなると、目的語を持たない、いわゆる自動詞はどうなるの?という疑問が出てくると思いますが、
自動詞は主語から動きが出て、主語に動きが帰ってくる感じです。
I walk.
私が歩いて、その動きが私に戻ってきます。
自分で歩けるのでエネルギーは自分に向かっていますよね。
これに対して他動詞は、
He throws a ball.
彼は投げるという動作をボールに向かってしています。
自動詞、他動詞の違いは動きの対象が主語以外にあるかどうか、ということです。
今日はbe動詞は「静」のエネルギー、一般動詞は「動」のエネルギーと覚えていただければバッチリです!
コメント